こんにちは、ましゅーです。2026年2月2日、人事院から国家公務員試験(一般職・専門職)の受験案内が公表されました。 公務員を目指す大学生や社会人の皆さんにとって、いよいよ勝負の年が始まります。特に今年は採用予定数の増加など、受験生にとって「追い風」となるニュースが多く含まれています。
動画でもご紹介した、国家公務員試験(一般職・専門職)の内容・流れ、合格への学習戦略までを網羅的に解説します。これから本格的に動き出す皆さんが、迷わず最短ルートで合格へ進むための「完全ガイド」として活用してください。
この記事を書いた人

公務員のライト専任講師
ましゅー先生(望月真修)
国家公務員とは?

公のために働く公務員の中でも、国の機関で働く人を国家公務員と言います。大きく以下の3つの種類(試験区分)に分かれており、併願が可能です。
国家総合職(院卒・大卒程度)
いわゆる「キャリア官僚」を目指す区分。政策の企画立案などに携わります。
国家一般職(大卒程度・高卒者)
各省庁の中堅幹部候補や、出先機関での事務・技術職として現場を支える区分です。
国家専門職(国税専門官、財務専門官など)
特定の分野(税務、財務、裁判所など)のエキスパートとして働く専門職です。
2026年度国家公務員試験スケジュールと申込の鉄則

まずは、絶対に逃してはいけない「申込期間」と「試験日」を確認しましょう。公務員試験は併願が基本ですが、試験種によって申込期間が微妙に異なるため、スケジュール管理が命取りになります。
試験日程一覧


失敗しない!受験申込の「3ステップ」

国家公務員の申込は、一般的な資格試験や民間就活とは手順が異なります。「申し込んだつもりができていなかった」という悲劇を避けるため、以下の3ステップを確実に実行してください。
ステップ1:事前登録(人事院パーソナルレコード)
まずは「人事院パーソナルレコード」という専用サイトでアカウントを作成します。
IDとパスワードはスマホのメモ機能や手帳に必ず控え、絶対に忘れないようにしてください。
ステップ2:試験申込
アカウント作成後、ログインして希望する試験(一般職、国税専門官など)に個別に申し込みます。
事前登録をしただけで満足してしまい、肝心の試験申込を忘れる受験生が毎年います。 必ず「申込完了メール」が届いたか確認してください。
ステップ3:受験票のダウンロード
5月中下旬頃に受験票がサイト上にアップロードされます。これをダウンロード・印刷して試験当日に持参します。
直前になるとサイトが混み合ったり、プリンターのインク切れなどのトラブルが起きがちです。公開されたらすぐに印刷しておきましょう。
国家公務員試験の「3つの壁」

国家公務員試験が他の公務員試験(地方上級や市役所)と大きく異なるのは、「試験に合格しても、即採用ではない」という点です。内定を勝ち取るためには、3つの壁を突破する必要があります。
壁1:筆記試験(第1次試験)
教養試験(基礎能力試験)、専門試験です。まずはここを突破しないと次に進めません。
- 教養試験: 知能分野(数的処理、文章理解)と知識分野(時事)。
- 専門試験: 法律、経済、行政など。区分によって科目が異なります。

教養試験

専門試験

壁2:人事院面接(第2次試験・最終合格)

ここでの面接に合格すると、「国家公務員採用候補者名簿」に名前が載ります。これがいわゆる最終合格です。 しかし、これはあくまで公務員としての資格を得た状態であり、就職先が決まったわけではありません。
壁3:官庁訪問(採用面接)

これが最大の山場です。自分が働きたい具体的な省庁(財務省、厚生労働省、各地域の労働局、法務局など)を訪問し、面接を受けます。ここで内定をもらって初めて、4月からの採用が決まります。
官庁訪問は情報戦です。筆記試験の点数が良くても、官庁訪問でマッチングしなければ採用されません。 「自分はどの省庁に行きたいのか?」「その省庁はどんな人材を求めているのか?」を知るために、2月・3月のこの時期から開催される説明会やセミナーに参加することが極めて重要です。 先輩職員に顔を覚えてもらったり、熱意を伝えたりする活動が、最終的な内定(官庁訪問の成功)に直結します。
2026年度採用予定数者と最新データ

今年の受験案内から読み取れる、受験生にとって有利な情報を分析します。結論から言うと、今年はチャンスの年です。
国家一般職(行政)の採用予定数が大幅増!

最も多くの受験生が受ける「国家一般職(行政)」の採用予定数が、昨年に比べて大幅に増加しています。
- 全体: 約3,000名 → 約3,265名(約250名増)
- 本府省(霞が関): 650名 → 770名(120名増)
特に「本府省(霞が関)」の採用枠が大きく増えています。国の中枢で政策立案に関わりたい人にとっては大きなチャンスです。また、採用数が増える=倍率が下がる傾向にあるため、合格の難易度が相対的に下がる可能性があります。
国家専門職は昨年と同水準

国家専門職の採用予定者数は昨年と同水準になっています。

よくある質問(Q&A)
A. 全然間に合います!
確かにゼロから全ての科目を完璧にするのは無理ですが、公務員試験は満点を取る試験ではありません。6割〜7割取れば合格できます。「数的処理」「憲法」「行政法」「文章理解」などの主要科目に絞って集中的に学習すれば、短期間でも合格ラインに到達可能です。
A. 絶対に受けるべきです。
総合職は難易度が高いですが、3月中旬という早い時期に本番の緊張感を味わえるのは大きなメリットです。また、総合職の問題は良問が多く、その後の一般職や地方上級試験の良い練習になります。記念受験でも構わないので、必ず申し込みましょう。
A. 省庁や部署によって全く異なります。
「霞が関は不夜城」と言われたのも今は昔。働き方改革が進み、定時退庁を推奨する部署も増えています。一方で、国会対応などで忙しい部署があるのも事実です。 だからこそ、説明会や座談会に参加して、若手職員の本音を聞くことが大切です。「ワークライフバランスを重視したい」という視点で省庁を選ぶのも立派な戦略です。
A. 「持ち駒」を増やす意識で。
例えば、「国家専門職(国税・財務)」と「国家一般職」は試験日が異なりますし、試験科目も重なっています。これらに加えて、6月以降の「地方上級(県庁・政令市)」や「市役所」を組み合わせるのが王道です。 「第一志望以外は受けない」という背水の陣はメンタルに悪影響を及ぼします。ひとつ合格を持っているだけで、本命試験でのパフォーマンスが安定します。
国家一般職の内定を確実にしたい方へ

官庁訪問は情報戦です。ネットの不確かな情報に踊らされず、合格者のリアルなデータに基づいた戦略で勝ちに行きましょう。公務員のライトでは「官庁訪問内定クラス」を開講しています。
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本記事で紹介したスライドやデータについて、動画でさらに詳しく解説しています。
より細かいニュアンスを知りたい方は、ぜひ講師が直接解説しているアーカイブをご覧ください。
まとめ~合格へのロードマップ~
2026年度の国家公務員試験は採用枠の拡大しており、受験生には追い風です。しかし、試験制度や申込手順は複雑で、知っているかどうかで差がつく部分も多々あります。
合格へのロードマップ
今すぐ(2月中)
受験案内を確認し、スマホのカレンダーに日程を入れる。
2月中旬〜3月上旬
各試験のインターネット申込を完了させる(事前登録+本申込)。並行して志望省庁の説明会に参加し、業務イメージを膨らませる(官庁訪問対策)。
直前期
新しいことに手を出さず、過去問演習(数的処理・主要法律科目)を徹底する。最新の「時事本」を入手して読み込む。
「公務員になりたい」という熱意は、行動量に比例します。 「倍率が高いから」「勉強が遅れているから」と諦める必要はありません。今年のトレンドを味方につけ、正しい戦略で挑めば、合格の扉は必ず開きます。まずは試験日程の確認と申し込みから始めましょう!














