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【2025年最新版】裁判所事務官のボーダー点を徹底解説!地域ごとの難易度差と合格戦略

裁判所事務官のボーダー点について解説する記事を説明するサムネイル画像

公務員試験の中でも人気の高い「裁判所事務官」。

先日行われたYouTubeライブにて、最新のデータ分析に基づいた「ボーダー点(合格最低点)」の詳細情報を公開しました。

裁判所の試験は、他の公務員試験と比べて合否判定の仕組みが少し複雑で、かつ地域(管轄)によって難易度が大きく異なるのが特徴です。

本記事では、ニュースライブ配信で使用した解説スライドを交えながら、試験の仕組みから最新のボーダーライン、そして合格後の配属に関わる「席次」の話まで、動画の流れに沿って徹底解説します。

この記事を書いた人

公務員のライト専任講師

ましゅー先生(望月真修)

  • 膨大な試験データを元に出題傾向・ボーダー予想を行う

そもそも「ボーダー点」とは?

公務員試験におけるボーダー点(合格最低点)とはなにか。

まず大前提として、ボーダー点について確認しておきましょう。

ボーダー点とは、「合格に必要な最低点」のことです。

この点数を1点でも下回れば不合格となり、逆にこの点数以上であれば合格となります。

つまり、自分が目指すべき「最低ライン」の基準値です。

裁判所事務官の試験制度と配点

裁判所事務官の制度(基礎能力・専門択一・論文・個別面接)についてとそれぞれの試験配点について

ボーダー点を見る前に、まずは試験の全体像を把握する必要があります。

裁判所事務官の試験は、4つの種目で構成されています。

1次試験と2次試験

  • 1次試験(筆記)
    • 基礎能力試験(教養):30問
    • 専門試験(択一):30問(憲法、民法、刑法など)
  • 2次試験(人物)
    • 小論文試験:100点満点
    • 個別面接試験:A~Dの4段階評価

まず、1次試験(合計60問)のボーダーを超えないと、その後の論文や面接を見てもらうことすらできません。

そして最終合格は、これら全ての成績を統合して決定されます。

【1次試験】ボーダー点分析(地域ごとの差)

裁判所一般職(大卒)の2025年筆記ボーダー表

次に最新のボーダー点を見ていきましょう。

こちらの表は、受験生からの膨大なアンケートデータを基に算出した、2025年度試験の分析結果です。

表の見方

裁判所一般職(大卒)の2025年筆記ボーダー表の見方

この表は、縦軸が「基礎能力試験の素点」、横軸が「専門試験の素点」になっています。

黄色く塗られている部分が、合格ライン(ボーダー点)を超えているゾーンです。

例えば、「基礎能力16点、専門22点」を取った人の場合、表のクロスする部分を見ると、「131.72点」となっており、この数値が自分の得点となります。
この数値が、各高裁区分(札幌や東京など)のボーダー点を超えていれば、筆記試験には合格することができます。※なお、高裁区分については、申込時に1つを決めるものになり、後から変更はできません。

「東京」と「大阪」の衝撃的な格差

このデータから分かる最大の特徴は、受験する高裁管轄によって難易度が全く違うということです。

  • 東京高裁管轄: ボーダー点は122点付近
  • 大阪高裁管轄: ボーダー点は135点付近

同じ試験問題を受けているにもかかわらず、東京なら合格している点数でも、大阪で受験していたら不合格になってしまうという現象が起きています。

合格に必要な素点の目安(60点満点中)

裁判所事務官の筆記ボーダーの地域差についてまとめた表。大阪が一番高く、仙台が最も低い。

分かりやすく「何問正解すればいいか(素点)」でまとめると、近年の目安はこの表のようになります。

  • 東京高裁:32点 前後(約5割3分)
  • 大阪高裁:37点 前後(約6割2分)

大阪などの人気管轄を受ける場合は、6割以上の得点が必要になる一方で、東京などは5割そこそこで通過できる可能性があります。

「どこで受験するか」という戦略がいかに重要かが分かります。

最終合格はどう決まる?(複雑な仕組み)

裁判所の最終ボーダーは3つのステップの評価を合わせた総合点で決まる

1次試験を突破しても、まだ安心はできません。

最終合格は、筆記試験の点数だけでなく、論文と面接の評価を合わせた総合点」で決まります。

ここからの計算は少し複雑になりますが、仕組みを理解しておくことが大切です。

ステップ1:筆記試験の「標準点」換算(最終用に再計算)

裁判所一般職(大卒)の2025年筆記ボーダー表

まず、1次試験の素点(何問正解したか)を、独自の計算式で「標準点」というスコアに改めて変換します。

例えば、教養20点・専門20点の人の場合、標準点は「129.05点」といった具体的な数値に換算されます。

ステップ2:論文・面接の評価を加算

裁判所事務官の論文と面接の標準店を計算する方法

次に、2次試験(論文・面接)の評価を点数化して足し合わせます。

  • 論文試験: 100点満点で採点
  • 面接試験: A〜Dの5段階評価(Aが良い、Dが悪い)

例えば「論文60点、面接B評価」だった場合、それが約40点分の加点となります。

これらの1次試験(教養+専門択一)と2次試験(論文+面接)を全て合計した「持ち点」が、最終ボーダーを超えていれば合格です。

【最終合格】ボーダー点分析

裁判所事務官の最終合格ボーダー点とも地点の比較の方法

1次試験の点数と、面接などの評価を組み合わせた「最終合格ボーダー」の分析結果がこちらです。

この表を見ると、「筆記がギリギリでも、面接が良ければ受かる」あるいは逆に「筆記が良くても、面接が悪ければ落ちる」というラインが見えてきます。

  • 東京高裁の場合: 比較的ボーダーが低いため、面接が平均的(C評価など)でも合格しやすい傾向があります。
  • 大阪高裁の場合: 筆記試験で貯金を作るか、面接で高評価(B以上)を取らないと、最終合格のラインに届かない厳しい戦いになります。

この計算は非常に複雑なため、「公務員のライト公式アプリ」のボーダー判定機能を使って、自分の持ち点を自動計算してみることをおすすめします。

合格しても油断大敵?「席次」の重要性

裁判所事務官は席次が大事だということを例を用いて説明する画像。席次と言われる合格順位が上位の人から勤務地を希望できる

最後に、裁判所試験ならではの非常に重要なポイント、「席次(合格順位)」について解説します。

「ギリギリでも受かればいいや」と思っていると、後で痛い目を見るかもしれません。

順位が低いと「希望の勤務地」に行けない

裁判所事務官の配属先(勤務地)は、基本的に「成績上位者から希望が通る」システムになっています。

例えば大阪高裁管轄で合格した場合:

  • 成績上位(席次が良い): 大阪、京都、神戸などの人気エリアに配属されやすい。
  • 成績下位(席次が悪い): 希望が通らず、自宅から通いにくい地域の裁判所に配属される可能性がある。

特に管轄エリアが広い地域(広島高裁管轄、福岡高裁管轄など)では、順位によって勤務県が全く変わってしまうこともあります。

「どうしても地元で働きたい」という方は、ボーダー点ギリギリでの合格ではなく、余裕を持って上位合格することを目指す必要があります。

まとめ:戦略的な受験対策を

公務員のライトのアプリでボーダー判定が行えるというスマートフォンの画面を写した画像

今回の解説で、裁判所事務官試験における「管轄選び」と「点数戦略」の重要性がお分かりいただけたかと思います。

  1. 志望する管轄のボーダーを知る
  2. 自分の得意科目で稼げる点数を計算する
  3. 面接対策も含めたトータルスコアを意識する

これらを意識して、残りの期間の対策を進めていきましょう。

公務員のライトでは、こうした詳細なデータ分析に基づいた指導を行っています。ぜひ参考にしてください。

動画で詳細解説

本記事で紹介したスライドやデータについて、動画でさらに詳しく解説しています。

実際の数字の動きや、より細かいニュアンスを知りたい方は、ぜひアーカイブをご覧ください。