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このページでは「国家一般職(教養区分)の倍率・ボーダー点」について解説します!

この記事を書いた人

公務員のライト専任講師
ましゅー先生(望月真修)
【国家一般職】教養区分の倍率・実施結果[2025年度]

こちらは国家一般職(教養区分)の試験倍率をまとめた表です。2025年度は、低いところで筆記試験倍率が1.2~1.3倍となっています。また、二次倍率も沖縄以外は1.1~1.2倍程度とかなり低くなっています。

2025年度が初の試験ということもあり、また、公務員業界全体で、教養区分やSPI区分などの試験区分の採用を強化していることから、私が思っている以上に倍率は低くなりました。ただし、区分によっては、倍率が高いところもあります。
【国家一般職】行政区分の倍率[2025年度]

こちらは行政区分の2025年度の倍率表です。比較すると、区分によっては、行政区分(専門試験あり)の方が筆記倍率が高いところもあります。
各区分ごとの倍率の詳細は以下のページでまとめています。
⇒国家一般職の倍率まとめ
【国家一般職】教養区分の平均点
教養(基礎能力):18.924点(標準偏差4.120)
課題対応能力:56.069点(標準偏差18.662)
論文:4.029点(標準偏差0.865)
こちらは教養区分の2025年度の筆記の平均点です。
【国家一般職】教養区分の足切り基準点
教養(基礎能力):30点満点で11点以下
課題対応能力:120点満点で35点以下
論文:6点満点で2点以下
足切り基準点とは、一発で不合格が確定してしまう点数のことで、バランス感覚の観点から設定されているものです。教養が満点でも、課題対応能力が14点などと低い点を取ってしまうと、一発で試験が不合格になってしまいます。
【国家一般職】教養区分の筆記合格ボーダー点[2025年度]

国家一般職の試験は、皆さんの筆記の成績を「標準点」というもの(偏差値)に換算し、その点数で合格ボーダー点を定めています。
そして、教養区分の場合は、「教養」と「課題対応能力」の結果で、一次合否が決まります。

まずは、自分が受けた区分の筆記ボーダー点を確認してみましょう!
教養区分の標準点早見表[2025年度]



2025年の実施結果が発表されたので、情報をまとめました。左にある縦のラインが「教養」の素点、上にある横のラインが「課題対応能力」の素点を意味しています。

例えば、東海・北陸区分は【261点】なので、【教養18点:課題55点】や、【教養17点:課題73点】などが、合格の目安になります。
【参考】筆記合格ボーダー点の目安

こちらは、教養区分の筆記合格ボーダー点の目安を示した表です。一つの参考として、見ていただけたらと思います。
【国家一般職】教養区分の最終合格ボーダー点[2025年度]

国家一般職の最終合格ボーダー点の目安を3つのSTEPで紹介していきます。
STEP1:教養・課題対応能力の標準点を計算
早見表をもとに、標準点を計算してみましょう。

例えば、【教養21点:課題45点】なら、標準点は【300点】です。
STEP2:論文・面接の標準点を計算

こちらの表より、論文と面接の評価を見つけてみて下さい。一般的な評価は「論文4点」「面接C評価」です。

例えば、【論文4点:面接C評価】なら、標準点は【211点】です。
STEP3:最終合格ボーダー点と持ち点を比較

STEP1と2の点数を合計して、上記の実際の最終合格ボーダー点と比較してみましょう。

例:関東甲信越受験
【教養21点:課題45点】→【300点】
【論文4点:面接C評価】→【211点】
合計:511点
この場合、合格ボーダー点が【336点】なので、最終合格できるということになります。
【参考】論文が4点・面接C評価だったときの筆記合格ボーダー点[目安]

「論文4点・面接C評価(211点)」の評価であった時の、ギリギリ合格点を示したものです。つまり、「教養」と「課題対応能力」で、表の点数を取ることができていれば、「4C」という標準点来な評価でギリギリ最終合格ができていたといった指標(目安)になります。
【国家一般職】教養区分の合格難易度まとめ
2025年度に教養区分が新設されて、初年度の試験は筆記も2次も、倍率が想像以上に低い値になりました。
一次は3571人が受けて2323人が合格ということで、一次合格率は65%、二次は2010人が受けて1763人が最終合格ということで、二次合格率は約88%です。
2025年はこのような結果になりましたが、2026年度以降はどうなるかわからないということで、また最新事情はX(Twitter)やYoutubeで紹介していきます。

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