受験生の皆様から、ボーダー予想がどれくらい当たるのか、信頼できるのかといったご質問をよくいただくので、このページを作成しました。
公務員のライトでは、毎年1,000名を超える受験生のみなさんにアンケート(データリサーチ)へご協力いただき、そのデータをもとにボーダー点と平均点を予想しています。実際にどれくらい当たったのかを、予想値と結果を並べてすべて公開します。
- 2026.8.12:2026年度(令和8年度)の予想と結果を追加(国家一般職・国家専門職・平均点)
【2026年度】のボーダー予想と結果
【国家一般職】最終合格ボーダー点の予想と結果
※ 誤差は「結果 − 予想」で表しています。プラスは結果が予想より高かったことを意味します。
※ 出典:人事院公表の実施結果と、公務員のライトのボーダーアンケートをもとに算出
2026年度は、9地域中5地域で誤差±25点以内に収まりました。
一方で、中国(−84点)・沖縄(+54点)・北海道(−48点)・九州(+41点)の4地域で、例年より大きな誤差が出てしまいました。
この原因については、のちほど詳しく考察します。
【国家一般職】筆記ボーダー点の予想と結果
※ 誤差は「結果 − 予想」で表しています。
※ 出典:人事院公表の実施結果と、公務員のライトのボーダーアンケートをもとに算出
筆記(1次試験)のボーダー点は、9地域中8地域で誤差±16点以内。
九州(+58点)を除いた8地域の平均誤差はわずか8.0点でした。

自己採点の結果と照らし合わせて、合否の見通しを立てる材料には十分使っていただけると思います!
【考察】最終合格ボーダーの誤差が大きくなった原因は「2次倍率の外れ値」
最終合格ボーダー点は、筆記ボーダーに「専門記述・論文・人物試験の点数」と「2次試験の倍率」が加わって決まります。
このうち2次倍率が例年と大きくズレた地域で、予想が外れやすくなります。
国家一般職 2次試験倍率の推移
※ 2次倍率=2次試験受験者数÷最終合格者数
※ 出典:人事院「国家公務員採用試験実施状況」各年度
2026年度は、九州が1.55倍と直近3年でもっとも高くなりました。(2025年度1.27倍、2024年度1.35倍)
逆に中国は1.09倍、北海道は1.08倍と、直近3年でもっとも低い水準まで下がっています。
2次倍率の振れと、最終ボーダー誤差の関係
※ 「例年との差」は、2026年度の2次倍率から2024・2025年度の平均を引いた値です。
※ 誤差は「結果 − 予想」。※ 出典:人事院公表の実施結果と、公務員のライトのボーダーアンケートをもとに算出
2次倍率の低い順に並べると、きれいに連動しているのがわかります。
倍率が例年より下がった地域は最終ボーダーも予想より下がり、倍率が上がった地域は最終ボーダーも上がっています。
2次倍率と最終ボーダー誤差の相関係数は0.81。統計上、かなり強い関係があると言える数字です。
- 2次倍率が例年並みだった5地域(東北・関東・東海・近畿・四国)…誤差はすべて±23点以内
- 2次倍率が3年で最高・最低になった4地域(中国・北海道・沖縄・九州)…誤差が±41〜84点
つまり、予想が外れた原因は平均点やアンケートの精度ではなく、2次倍率が例年と違う動きをしたことにあります。

特に採用予定数が少ない地域(北海道・中国・四国・沖縄)は、数十人の動きで倍率が大きく振れるので、どうしても誤差が出やすくなります。
来年度以降は、この「地域規模による振れやすさ」も予想に織り込んでいきます!
【国家一般職】最終合格ボーダー点と筆記ボーダー点の差
※ 「差」は、筆記ボーダーちょうどの人が最終合格するために必要な「専門記述・論文・人物試験」の標準点です。
※ 出典:人事院公表の実施結果と、公務員のライトのボーダーアンケートをもとに算出
この「差」も、2次倍率が高かった九州(252点)で大きく、倍率が低かった中国(102点)で小さくなっています。
⇒2次倍率の影響が、そのまま数字に出ていることがわかります。
【国家専門職】最終合格ボーダー点の予想と結果
※ 誤差は「結果 − 予想」で表しています。
※ 出典:人事院公表の実施結果と、公務員のライトのボーダーアンケートをもとに算出
国家専門職の最終合格ボーダー点は、5区分すべてで誤差±20点以内。
労基A(+2点)・労基B(+1点)はほぼ的中、国税A(−6点)も高い精度で予想できました。
【国家専門職】筆記ボーダー点の予想と結果
※ 誤差は「結果 − 予想」で表しています。
※ 出典:人事院公表の実施結果と、公務員のライトのボーダーアンケートをもとに算出
国税A(+3点)・財務(−6点)・労基B(+9点)は精度の高い予想ができました。
一方で国税B(+22点)・労基A(−20点)は誤差が大きく出ています。
⇒国税Bは受験者185名・最終合格者94名と規模が小さく、数名の動きで倍率が振れるため、どうしても予想が難しい区分です。
【2026年度】平均点予想の精度
※ 「データリサーチの平均点」は、アンケートにご協力いただいた方の平均点です。対策をしている受験生が多く回答するため、実際の平均点より高く出ます。この差を補正して「予想」を出しています。
※ データ数1,000件以上
※ 出典:人事院公表の実施結果と、公務員のライトのボーダーアンケートをもとに算出
平均点の予想は、4項目すべて誤差0.3点未満でした。
基礎能力は30題、専門択一は40題の試験ですので、0.3点=1問の3分の1以下の誤差ということになります。

国家一般職の教養だと、アンケートの平均は18.346点ですが、実際の平均は17.147点。
⇒アンケートに答えてくれる方は、きちんと対策している方が多いので、毎年1点前後高く出ます。
このズレを過去のデータから補正するのが、予想の一番のキモです!
【まとめ】公務員のライトのボーダー予想の精度
- 平均点(国家一般職・国税A)…0.3点未満
- 筆記ボーダー(国家一般職)…13.6点(九州を除く8地域は8.0点)
- 筆記ボーダー(国家専門職)…12.0点
- 最終合格ボーダー(国家専門職)…9.6点
- 最終合格ボーダー(国家一般職)…31.7点(2次倍率の外れ値の影響)
平均点と筆記ボーダーについては、例年どおり高い精度で予想できました。
一方、国家一般職の最終合格ボーダーは、2次倍率が例年と違う動きをした地域で誤差が大きくなりました。
⇒筆記の合否判定にはそのまま使っていただき、最終合格の判定については「2次倍率が例年どおりならこの点数」という前提つきの目安としてご覧いただくのが安全です。

みなさんのデータがあるからこそ、ここまで細かい分析・予想ができています。
外れた部分も包み隠さず公開して、来年の予想精度を上げていきますので、引き続きよろしくお願いいたします!
【試験データ】平均点・標準偏差の予想と結果(推移)
国家一般職(大卒程度)の試験データ
※ 基礎能力試験は2023年度以前が40題、2024年度以降が30題です(平均点の水準が変わっているのはこのためです)。
※ 論文試験は行政区分の「一般論文試験」の値です。
※ 出典:人事院「国家公務員採用試験 合格点及び平均点等一覧」各年度
国税専門官(大卒程度)の試験データ
※ 基礎能力試験は2023年度以前が40題、2024年度以降が30題です。
※ 出典:人事院「国税専門官採用試験 合格点及び平均点等一覧」各年度
【国家一般職】過去のボーダー予想と結果
【2025年度】のボーダー予想と結果

教養区分の新設、筆記倍率の低下により、ボーダーの予想が難しく、例年以上に誤差が出てしまいましたが、1000人以上の受験生たちの協力により、少ない誤差で予想することができました。
※なお、東海など、例年は二次倍率が「1.28倍(直近3年の平均)」ですが、今年は「1.16倍」ということで、倍率が予想よりも下がったことで、27点の誤差が出ています。
【2025年度】の平均点予想

国家一般職の平均点については、1000件を超えるデータの提供により、正確に予想することができました。
【2024年度】のボーダー予想と結果

ボーダー点は関東甲信越地域を中心に、各地域の過去の傾向と1000名を超える最新のボーダーアンケートから予想を立てています。
2024年度の四国のように、例年と比較した時に急に2次の倍率が高くなると、ボーダー予想とズレることがありますが、おおむね±15点ではおさまると思っていただけたらと思います。
【2024年度】の平均点予想

1000名以上の方にご協力頂けていますので、精度の高い分析が可能です。
それでも多少の誤差は出てしまいます。
【2023年度】のボーダー予想と結果
最終合格ボーダー予想と結果

筆記合格ボーダー予想と結果

【国税専門官】過去のボーダー予想と結果
【2025年度】ボーダー予想と結果
最終予想:450点
最終結果:463点
誤差(結果−予想):+13点
筆記予想:178点
筆記結果:166点
誤差(結果−予想):−12点
【2024年度】ボーダー予想と結果

2024年度については、2次倍率を1.55と予想(2022年度と2023年度は1.55)していたのですが、実際は1.44倍と思っていた以上に低かったため、その分最終合格点が低くなりました。
【2023年度】ボーダー予想と結果

【2022年度】ボーダー予想と結果

【2024年度】筆記の平均点予想









