公務員の給料は一律だと思っている方も多いかもしれませんが、実は自治体によって給与水準に明確な差があります。
総務省より発表された最新のデータによると、静岡県が5年連続で給与水準日本一となりました。
今回は、このニュースの詳細と、そもそも給与の比較に使われる「ラスパイレス指数」とは何なのかについて、プロの視点で解説します。
この記事を書いた人

公務員のライト専任講師
ましゅー先生(望月真修)
1. そもそも「ラスパイレス指数」とは?

ランキングを見る前に、まずは給与比較の物差しとなる「ラスパイレス指数」について理解しておく必要があります。
国家公務員を「100」とした比較数値
ラスパイレス指数とは、簡単に言うと「国家公務員の給与水準を100とした時に、その自治体の給与がどれくらいか」を示した数値です。
- 指数が100より高い: 国家公務員よりも給与水準が高い
- 指数が100より低い: 国家公務員よりも給与水準が低い
学歴や経験年数などの条件を揃えて比較しているため、純粋な給与水準の違いを測ることができる指標です。
2. 【最新】自治体別 給与ランキング
では、発表された最新のランキングを見ていきましょう。
都道府県ランキング:静岡県がV5達成

都道府県別では、静岡県が5年連続のトップとなりました。
- 1位:静岡県
- ※2位以下はスライド参照(愛知県、三重県などが上位常連)
静岡県は基本給の水準が高く設定されており、安定して高水準を維持しています。
これから受験先を決める際、「給与の高さ」を重視するなら、こうしたランキング上位の自治体は非常に魅力的な選択肢と言えます。
政令指定都市ランキング

続いて、政令指定都市(大都市)のランキングです。
- 上位: 仙台市、北九州市、岡山市 など
政令指定都市は、都道府県と比較しても国家公務員(100)を超える自治体が多く、給与水準が高い傾向にあります。
中核市ランキング

さらに、中核市のランキングも見てみましょう。
- 上位: 柏市(千葉県)など
中核市の中でも、特に関東圏の自治体が上位にランクインする傾向が見られます。
「意外な自治体が上位にいる」という発見もあるかもしれませんので、ぜひ志望先の指数をチェックしてみてください。
3. 国家公務員 vs 地方公務員

最後に、国家公務員と地方公務員全体の平均給与を比較してみましょう。
格差は縮小傾向、どちらも「右肩上がり」
データを見ると、国家公務員の方が若干高い傾向にはありますが、その差は数千円程度であり、大きな開きはありません(平均月額33万円前後)。
重要なのは、近年の賃上げの流れを受けて、国家・地方ともに給与水準が右肩上がりで上昇しているという点です。
「公務員は給料が安い」というのは過去の話になりつつあります。
民間企業の賃上げに追随する形で、公務員の待遇も年々改善されており、経済的な安定性はさらに高まっています。
まとめ:志望先選びの参考に
給与だけが仕事の全てではありませんが、長く働き続ける上で重要な要素であることは間違いありません。
- 静岡県など上位自治体: 高い給与水準が魅力
- 全体の傾向: 待遇改善が進んでいる
こうしたデータを参考に、ご自身のライフプランに合った自治体を探してみてはいかがでしょうか。
【動画で解説】詳細データと講師のコメント
今回ご紹介したランキング表や、講師陣による解説は、こちらの動画で詳しくご覧いただけます。
ぜひチェックしてください。














