こんにちは。公務員のライトのましゅーです。
特別区の試験では、2026年度から「教養試験」の問題の持ち帰りができなくなることが発表されました。
ここで、教養試験は、他の県庁や市役所などの地方自治体の試験と出題傾向が似てくることが予想され、これまでの特別区の試験とは問題の雰囲気がガラッと変わる可能性があります。そこで、今から変更点やポイントを分かりやすく解説していきます。
この記事を書いた人

公務員のライト専任講師
ましゅー先生(望月真修)

特別区の試験内容

特別区の試験は、大きく分けて一次試験と二次試験、そしてその後の区面接で構成されています。
一次試験では、教養試験、専門試験、そして論文試験が課されます。ここを突破すると、二次試験である人事委員会の個別面接へと進みます。この面接では、冒頭に3分間のプレゼンテーションが求められるのが大きな特徴です。そして、最終合格を果たした後に、各区役所での「区面接」へと進み、内定を獲得するという流れになります。
特別区の試験日程[2026年]

こちらは2026年の特別区春試験の試験スケジュールです。
【注意】特別区 2026年度からの変更点

2026年度の試験から、特別区の試験運用に大きな変更がありました。これまで許可されていた「試験問題(教養試験)の持ち帰り」が【不可】となりました。
- 教養:持ち帰りNG
- 専門:持ち帰りOK
- 論文:持ち帰りOK
ここで、「例題」を見て、どのように変更されたのか考察していきたいと思います。
教養試験の例題(数的)

こちらは千葉県庁(以下、地方上級)と特別区の公式HPで公表されている「数的処理」の例題です。
これまでは地方上級の試験と特別区の試験とでは、出題傾向に違いがあり、特に特別区の試験では特別区ならではの特徴がありましたが、地方上級と同じ問題になっています。
教養試験の例題(時事)

同様に、こちらは千葉県庁(地方上級)と特別区の「時事(社会事情)」の例題です。
特別区は文化や日本政治の出題が多いなどの特徴がありましたが、地方上級と同じ問題になっているということで、こちらも地方上級と似た出題傾向になることが予想されます。

特別区の教養試験(内容は変更なし)

教養試験は持ち帰りのルール等が変わりましたが、「枠組み」自体が大きく変わるわけではありません。 教養択一は全40問解答で、内訳としては知能分野(数的処理や文章理解)が28問の必須解答、知識分野(人文科学や自然科学、時事など)が20問中12問の選択解答という形式です。

特別区の専門試験(すべて変更なし)

次に専門試験についてです。 こちらは55問中40問を選択して解答する形式で、憲法、民法、行政法、経済学などの主要科目が5問ずつ均等に出題されます。
専門試験の対策として押さえておくべきポイントは、教養試験とは異なり、専門科目は「過去に出題されたテーマや類似問題が繰り返し出題される傾向が依然として強い」という点です。したがって、専門試験に関しては、過去問を徹底的に回して知識の精度を高める学習法が、引き続き有効だと考えられます。
特別区の論文試験(すべて変更なし)

続いて、特別区の大きな関門である論文試験です。 90分で1000字以上1500字程度を記述するもので、2題から1題を選択する形式です。
特別区のリメイク問題(専門)とまとめ

最後にまとめです。専門試験は、こちらの「行政法」の問題のように、過去の問題の選択肢を少し組み替えただけの「リメイク問題」が出題される可能性が十分にあります。専門は過去問の反復が王道です。
しかし、「教養試験は出題傾向が変わる」可能性が高いです。問題持ち帰りが不可となった2026年度以降は、教養試験において他自治体との問題の共通化が進むと考えられます。
特別区の過去問だけに絞るのではなく、全国の標準的な公務員試験の問題にもアンテナを張り、対応力を磨いておきましょう。試験制度の変更は、情報を正しく掴んで対策した者にとって有利に働きます。正しい方向性で、着実に日々の学習を進めていきましょう。


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