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【初心者向け】公務員の面接対策、何から始める?合格までの最短3ステップ

こんにちは、ましゅーです。

「面接対策って、結局何から始めればいいの?」これは公務員を目指す方からよく聞かれる質問です。

公務員試験は、筆記さえ突破すれば合格というわけではありません。最終合格を勝ち取るには面接対策が必須です。筆記がどれだけ良くても、面接で合格を逃す受験生は毎年います。

この記事では、面接の全体像と、初心者が最初にやるべき3ステップをプロ講師の視点でお伝えしていきます。

この記事を書いた人

公務員のライト専任講師

ましゅー先生(望月真修)

  • 膨大な試験データを元に出題傾向・ボーダー予想を行う

公務員試験の面接とは|まずは全体像を掴もう

面接の全体像

まずは公務員試験の面接がどんな雰囲気で進み、民間の就活と何が違うのかという全体像をイメージしていきましょう。

面接の雰囲気と進み方|2〜4人の面接官と20〜30分

公務員試験の面接は、面接室で2〜4人の面接官と机を挟む個別形式が基本です。1問ずつ質問され、受験生が1人あたり20〜30分程度かけて答えていきます。

形式は試験種によってさまざまです。どの試験種でも個別面接が中心ですが、集団面接・集団討論が加わる場合があります。他にも国家一般職には各府省ごとの官庁訪問という独自の面接もあります。

面接試験の形式も受験先ごとにまちまちです。たとえば、国家一般職の人事院面接は面接官が3人で、10~15分程度で終わってしまうこともあります。。

人物試験が配点の8割以上を占める自治体もある

静岡県庁の配点

静岡県庁の採用試験配点:受験案内から引用

面接対策が欠かせない最大の理由は、配点の重さです。特に地方公務員では、筆記よりも面接に重点を置いている自治体もあります。

たとえば静岡県庁の大学卒業程度試験では、面接試験が配点の8割を占めます。

他にも横浜市の事務区分(大学卒程度)では、総合点660点のうち面接が630点(約95%)に達します。

受験先の配点比率は明記されているので、まずは受験案内をしっかり確認することが大切です。

受験生の中に、一次試験の筆記で上位一桁を取りながら、最終的にはギリギリの順位で合格した人がいました。理由は、面接練習をほとんどしていなかったからです。最近の公務員試験は「人物試験重視」なので、筆記がどれだけ良くても、面接で大きく順位を落とすことは実際に起こっています。

面接対策は3STEPでうまくいく

面接対策のスリーステップ

面接対策は①自己分析→②頻出質問対策&面接カード→③模擬面接という3つのステップを、順番どおりに進めるのが合格への最短ルートです。

最初の自己分析を丁寧に仕上げるほど、後の面接カードや模擬面接が深くなっていきます。逆に土台が浅いと、面接本番で良い受け答えができません。

次から各ステップを具体的に説明していきます。

ステップ① 自己分析|面接で問われる答えの「素材」を作る

ステップ①:自己分析

自己分析は、面接で問われるあらゆる質問の「答えの素材」を自分の中から取り出していく重要な工程です。

過去・現在・未来の3軸で書き出す

自己分析で考える観点

ノートを1冊用意し、過去(経験)/現在(強み・価値観)/未来(公務員として何をしたいか)の3つの時間軸で自分を見つめ直します。順番は問いません。学生時代に打ち込んだこと、苦労を乗り越えた経験など、思いつくままに数多く書き出すのがコツです。素材が多いほど、後の面接カードに深みが出ます。

志望動機・自己PR・ガクチカの定番テーマも意識する

3軸の書き出しに加え、志望動機・自己PR・ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)という面接の定番テーマも意識して素材を整理します。この3つは、どの試験種でもほぼ必ず問われる王道テーマです。先に「なぜ公務員か」「自分の強みは何か」を自分の言葉でまとめておくと、模擬面接でも詰まることなく自分の考えを伝えることができます。

自己分析の記載例

自己分析でのノートの記載例

このように、ノートに自分の経験や強み、価値観を書いていきます。

上記の記載例はあくまでも見本ですので、ご自身の経験を自分の言葉で書き起こしてみてください。

1人で完結させない

面接練習

自己分析を1人だけで完結させるのは禁物です。家族や友人に「私の強みって何だと思う?」と聞いてみてください。自分では当たり前すぎて気づけない強みや、忘れていた経験が必ず出てきます。

他人の言葉は、面接官に響く表現のヒントになることも多いものです。1人で抱え込むほど視野は狭まるため、第三者の目を必ず通しておきましょう。

説明会等のイベントが面接試験前に色々実施されていたりします。そのため、「志望動機」がまとまらない場合は、後回しにして、説明会等のイベントに参加した後にまとめてみてください。

ステップ② 頻出質問対策&面接カードの作成

面接対策のステップ2

ステップ①で集めた素材に加えて、面接でよく聞かれる質問の回答も準備します。素材が全て集まったら、それをもとに面接カードを作っていきます。

ステップ2-1 まず頻出質問の回答を考える

面接での頻出質問対策

自己分析で書き出した素材は、そのままでは面接で使えません。長所・短所・趣味・志望動機・ガクチカなど、どの試験種でも問われる定番質問から、答えを組み立てていきます。

意識するのは、質問にそのまま答えられる一文の形にすることです。たとえば「私の強みは継続力です」と言い切れるところまで、自分の中で答えを明確にしておきましょう。

→面接でよく聞かれる質問はこちら

志望動機は「施策」ではなく「きっかけ」で語る

実は仕事の内容自体は、どの自治体でもほとんど変わりません。「この市の施策に魅力を感じて」と差別化しても、面接官には響きにくいです。

評価されるのは、「なぜそう思ったのか」というきっかけです。志望につながった経験を自分の言葉で語ることができれば、志望動機に説得力が生まれます。

深掘り質問への回答もセットで準備する

定番質問の答えができたら、その一文ごとに「この質問の先に、さらに何を聞かれるか」を予想します。本番は一問一答では終わらず、深掘り質問が続くからです。

コツは、1つの経験を「なぜ?/大変だったこと&どう乗り越えたか/学べたこと/公務員でどう活かすか」の順に、最低4階層まで掘り下げること。何度も見直し、回答の精度を上げていきます。

ステップ2-2 面接カードに書き起こす

面接カードの主要項目

自己分析や頻出質問対策で考えた答えを、実際のカード様式に整えていきます。

面接カードの様式が手元になくても準備は進められます。志望動機・自己PR・ガクチカ・長所と短所・趣味・特技・入庁後にやりたいことといった主要項目を、ノートに書き出しておきましょう。様式が公開・配布されたら、転記するだけで完成です。

「面接シート」「自己紹介カード」など、志望先によって呼び方は違いますが、書く中身はどれも同じです。

面接カードの記載例

面接カードの記入例

このように、面接カードに合わせて自己分析の結果を当てはめていきます。

上記の記載例はあくまでも見本です。受験先によって記載項目が変わることがあるので、必ず受験先からの案内を確認しましょう。

→ 面接カードの具体的な書き方はこちら

ステップ③ 模擬面接

ステップ③:模擬面接の進め方

せっかく深い自己分析をしていても、本番で言葉に出せなかったら意味がありません。人前で話すことに慣れていない人は、模擬面接で話す練習を重ねることが大切です。

まず声に出して、自分の言葉で答える練習をする

人と練習する

書いた答えを頭の中で読み返すだけでは、本番で言葉はスムーズに出てきません。1人で声に出してみると、想像より長く感じたり、不自然な言い回しに自分で気づけるものです。録音して聞き返せば、口癖や話のテンポなど、その場では気づけない弱点まで一気に見えてきます。

家族・友人・講師に面接官役を頼む

1人練習に慣れたら、家族・友人・講師など他の人に面接官役を頼みましょう。実際に質問されて答える緊張感は、1人では再現できないものです。

いきなり本番の試験に挑む人と、模擬面接を重ねて本番に臨む人の違いはひと目で分かります。

また、誰と模擬面接をやるかによって、模擬面接で得られる経験値は大違いです。効果的な練習相手の選び方は、次の章で詳しく解説します。

まず1回受けて、自分に必要な練習量を把握する

まずは1回、模擬面接を受けてみる

模擬面接で必要な回数は人によって違います。だからこそ、まずは1回受けて自分の現在地を知るところから始めてください。

1回受けるだけで、言葉に詰まる場面・深掘りに弱い質問など、自分の課題が一気に見えます。そこから「あと何回必要か」を判断するのが、最も無駄のない進め方です。

大半の受験生は、模擬面接を一度も受けずに本番へ挑んでしまっています。1〜2回程度、簡単に練習するだけで切り上げてしまう受験生も多いです。だからこそ本気の1回を練習するだけで、多くの受験生から一歩リードできます。

面接カードが仮完成でも良いので、どんどん模擬面接をしていくことが大切です。あくまでも練習なので、失敗しても大丈夫です。面接カードも模擬面接を重ねていく中でブラッシュアップしていくのが理想です。

面接対策はどこで誰に見てもらう?

公務員予備校の強み

模擬面接は誰に見てもらうかで伸び方が大きく変わります。本気で合格を目指すのであれば、公務員試験のプロと練習するのが一番の近道です。

公務員試験のプロ(予備校)に相談するのが最短

合格への最短ルートは、公務員試験のプロ=予備校の講師に相談することです。本番の評価軸と試験の傾向を知り尽くしているため、「ここをこう直せば評価が上がる」という的確な改善策がすぐ返ってきます。

さらに、民間就活との評価軸の違いを最初から織り込んで指導してくれるのも強みです。民間の癖を抜きつつ、自分では気づけない癖や穴を最短で潰せます。

その他の相談先|キャリアセンターとハローワーク

気軽に使える相談先として、大学生はキャリアセンター、社会人はハローワークがあります。どちらも面接カードの基本指導や模擬面接に対応し、費用を抑えて回数を重ねやすいのが強みです。

ただし担当者は基本的に民間就活のプロです。公務員特有の質問の模範解答は持っていないことが多く、民間流のアピールを勧められると公務員面接では裏目に出る場面もあります。

賢い使い分け|「人前で話す練習」と「内容のチェック」を切り分ける

両方の長所を活かすには、目的で使い分けるのが正解です。人前で話す練習はキャリアセンターやハローワークで数をこなし、合格に直結する受け答えの精度は公務員予備校で詰めます。民間就活と同じだと思ってキャリアセンターだけで練習していると、本番で足をすくわれることがあります。

人前で話す練習だけならキャリアセンターやハローワークでも十分です。しかし、合格を意識した実践的な面接練習は、公務員試験のプロに見てもらうのが最適です。本番の評価軸を最初から織り込んで指導できる人は、とても限られています。

公務員面接対策のよくある質問

よくある質問

最後に、面接対策の進め方をめぐって初心者の方からよく寄せられる、代表的な3つの疑問への回答です。

面接対策は筆記試験の前から始めるべき?

始めるべきです。ステップ①の自己分析とステップ②の頻出質問対策は、一次の筆記対策と並行して進められます。一次合格の発表後に面接対策を0から一気に詰め込むのは、時間的に厳しい進め方です。早く動き出した受験生から順当に合格率を挙げていきます

模擬面接はまず1回受けるべき?

まず1回受けてください。必要な回数は人それぞれなので、1回受けて自分の課題量を測るのが出発点です。対策をほとんどせずに本番へ進む受験生は多いです。その中で、1回でも模擬面接受ければ、多くの受験生からリードできます。もし1回の練習で足りない場合は、本番までに複数回練習すれば十分間に合います。

社会人経験枠でも対策の順番は同じ?

3ステップの順番は同じです。ただし自己分析の中身が変わります。大学生は学生時代の経験が軸、社会人経験枠は職務経歴を公務員業務にどう活かすかが軸です。これまでの仕事を、公務員の仕事にどれだけ結びつけて語れるかが合否を分けます。

まとめ|公務員面接は「対策の順番」と「誰に見てもらうか」で決まる

公務員試験の面接は、民間と評価軸が違ううえ配点も大きく、特に地方では面接試験が合否を左右します

だからこそ①自己分析→②頻出質問対策&面接カード→③模擬面接の順に、筆記対策と並行して進めるのが合格への最短ルートです。

模擬面接は、まず1回受けて現在地を知るところから始めてください。対策せずに本番へ進む受験生は多いため、1回練習するだけでも、他の受験生から大きなリードになります。

面接は、対策した分だけ伸びる試験です。進め方さえ間違えなければ、他の受験生に差をつけて合格を掴み取ることができます。

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