公務員=給料が安定している反面、初任給は控えめ…というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、そんな常識を大きく覆す自治体が話題を集めています。それが、「初任給日本一」を大々的に掲げる大阪府和泉市です。
今回はニュース等でも大きく取り上げられ、採用倍率が急上昇している和泉市の人事給与制度と、今後の公務員試験における給与アップのトレンドについて解説いたします。
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公務員のライト専任講師
ましゅー先生(望月真修)
大卒初任給が「28万円超え」!和泉市の衝撃的な給与水準

和泉市は、優秀な人材を確保し、市民サービスの向上を図るため、大胆な人事給与制度の改革を実施しました。
地域手当を含めると初任給は約28.3万円に
令和8年度(2026年度)採用の大卒事務職の初任給(基本給)は、月額25万5,800円に設定されています。これだけでも非常に高い水準ですが、さらに和泉市の地域手当(11%)が加算されるため、実際の初任給は「28万3,938円」となります。

給料だけではない!和泉市ならではの魅力的な制度

和泉市の魅力は初任給の高さだけではありません。働きやすさや、職員の頑張りを正当に評価する仕組みも整っています。
市内居住で「住居手当が1.5倍」
和泉市内に居住する職員に対しては、住居手当が従来の1.5倍支給される制度が導入されています。地域に根ざして働きたいと考えている受験生にとって、非常に手厚い生活サポートです。
特別な公務員試験対策は不要(テストセンター方式)
また、和泉市の採用試験(事務職等)は「学部学科不問」であり、従来の教養試験や専門試験といった特別な公務員試験対策を必要としません。能力適性検査(SPIなどのテストセンター方式)で全国どこからでも受験可能なため、民間企業を第一志望とする学生も非常に併願しやすくなっています。
効果はてきめん!一部職種では競争率が「49.9倍」の激戦へ

待遇改善による効果は、採用試験の結果にも如実に表れています。
かつて和泉市の大卒事務職の初任給は18万7,700円と、大阪府内でも26番目の水準でした。しかし、組合との交渉や市議会での条例改正を経て、令和6年4月から初任給を21万5,200円(基本給ベース)に引き上げたことで、状況は一変しました。
大卒者が求められる「事務職A」枠の採用試験では、令和2年度の申込者は259人でしたが、その後は右肩上がりに増加。令和7年度には、採用予定11人に対し549人が申し込み、競争率は驚異の49.9倍に達しました。
「初任給日本一」という明確なメリットを打ち出したことで、全国から優秀な人材が集まる激戦区となっていますが、それだけ挑戦する価値の高い自治体であることは間違いありません。
まとめ:公務員の給与は「上昇トレンド」へ!今が目指す最大のチャンス

大阪府和泉市のケースは突出した例かもしれませんが、現在、国家公務員をはじめ全国の地方自治体で「初任給の引き上げ」や「給与制度の見直し」が急速に進んでいます。
待遇が大きく改善されつつある今こそ、公務員を目指す最大のチャンスです。
和泉市のように「人物重視・SPI方式」で受けられる自治体も増えているため、最新の採用情報をしっかりとチェックし、合格に向けた対策を有利に進めていきましょう!













