国家総合職試験の教養区分が2026年度から変わり、さらに受験しやすくなります。このページでは、教養区分の概要と変更点を解説します!
国家総合職の教養区分とは
国家総合職は、国家公務員試験の中でも企画立案能力を重視する試験です。教養区分は、法律などの専門知識を問わない試験区分で、専攻分野にかかわらず受験することができます。
試験日程の見直しと受験機会の拡大
春と秋の2回実施に!
2026年度から、これまで秋(10月)に実施していた試験を春(3月)にも実施し、春と秋の年2回受験が可能になります。
大学2年生春から受験可能に!
大学2年生(2026年に受験する場合、2026年4月1日に19歳を迎えている人)から受験することができます。国家公務員試験に早い時期から挑戦したい人や、民間企業との併願を考えている人も受験しやすくなりました。
受験チャンスが拡大 受験回数が4回から6回に!
春と秋の年2回実施により、大学在学中に受験できる回数が4回から6回に増えました。
「大学2年生の春・秋、3年生の春・秋、4年生の春・秋」の6回ということになります。

試験内容の見直し
基礎能力試験の変更点
2026年度試験では、Ⅰ部の知能分野に時事・情報が追加され、出題数が24題から30題に変更されます。また、知識分野の出題数が30題から20題に変更されます。
【2025年度】知識分野30題
→自然・人文・社会(時事を含む)、情報
【2026年度】知識分野20題
→自然・人文・社会
総合論文試験の変更点
2026年度試験では、出題数が2題から1題に変更されます。
【2025年度】
Ⅰ:政策の企画立案の基礎となる教養・哲学的な考え方に関するもの1題
Ⅱ:具体的な政策課題に関するもの1題
【2026年度】
従来のⅠ部のみの1題構成
採用候補者名簿の有効期間が6.5年から7年に変更
最終合格後に掲載される採用候補者名簿の有効期間が半年延長され、7年間になりました。官庁訪問で内々定を得ることで、採用されます。最終合格=採用ではないので、採用までの流れを確認しておきましょう!














【2025年度】知能分野24題
→文章理解10題、判断推理・数的推理・資料解釈14題
【2026年度】知能分野24題+時事・情報6題
→文章理解10題、判断推理・数的推理・資料解釈14題、時事・情報6題