今回は、国税専門官採用試験に最終合格した先輩の体験談を紹介します。第一志望の東京国税局では内々定が出ませんでしたが、9月の再採用面接で札幌国税局から内々定を得ました。
人事院面接はC評価、最終合格の席次も2,700番台でした。人事院面接・採用面接で実際に聞かれたことや再採用面接の流れを紹介します。後輩へのアドバイスまで、本人の言葉をほぼそのまま掲載しています。
- 人事院面接(C評価)で聞かれたことと手応え
- 東京国税局の採用面接で聞かれたこと
- 札幌国税局の再採用面接の案内から内々定までの流れ
- 最終合格後の採用漏れのリスクと、結果待ちの期間の過ごし方

- 最終合格:人事院の試験(筆記と人事院面接)にすべて合格した状態(採用候補者名簿に載るが、採用はまだ未定)
- 席次:最終合格者の順位(数字が小さいほど上位)
- 人事院面接(人物試験):試験の中で受ける、A〜Eの5段階で評価される面接(合格はC以上で、D・Eは筆記の点数にかかわらず不合格)
- 国税局:最終合格者が採用面接を受ける、国税専門官の採用先(全国11の国税局と沖縄国税事務所)
- 採用面接:最終合格のあとに、各国税局などで受ける面接
- 再採用面接:第一志望で内々定が出なかったあとに、他の国税局から案内された面接
- 内々定:正式な採用に向けた、事前の内定の連絡

【プロフィール】合格者のプロフィール

【人事院面接】手応えと聞かれたこと
個人的には、他に受けていたところと比べてあまり手応えは感じていませんでした。面接時間もほとんどの人が15分という中で30分近くやって、かなり深掘りされました。
ですが、蓋を開けてみたら国税も受かっていたため、最後まで希望を持って待ち続けることが大切だと思いました。勝手に合否を決めないことです。

聞かれたこと
- 主に面接カードに書いた内容を聞かれた(志望動機は、書いたことに少し付け加えて話した)
- 併願先と志望順位を聞かれた(併願先は正直に話し、志望順位は第一志望と答えたところ、笑ってもらえた)
- 将来どんな部門で働きたいかを聞かれた
- 強みと、それを裏付けるエピソードを聞かれた
- 弱みと、それにどう対処しているかを聞かれた
- 大学での学びとアルバイトについて聞かれ、卒論でこれから書くことと今のアルバイトの話を正直に話した
- これまでの経験で印象に残っていることを聞かれ、面接カードの内容を詳しく掘り下げられた
- 苦手な人はいるかを聞かれ、どういう人が苦手か、職場でどう接するかを話した
【東京国税局】採用面接で聞かれたこと
第一志望局は東京国税局でした。理由は、東京都在住であることと、グローバル企業・大企業が集まる経済の中心地として、国税専門官としてより大きな案件に携われると思ったからです。
採用面接の質問
- 両親と自分の健康状態
- 集団生活について大丈夫か
- 常に専門性を身につけないといけないが、大丈夫か
- 嫌われる仕事だが、耐えられるのか
- 国税専門官の志望理由
- 併願先はどこか
- 併願先と国税のどちらに行くのか
- 大学ではどんなことをしているのか
併願先は、当日のアンケートで聞かれた際に、人事院面接で聞かれていた関係で答えてしまいました。ただ、できる限り国税しか受けていないという方が、内定は獲得しやすいと感じました。
面接の形式と結果
面接は同日に2回あり、1回目も2回目も同じような質問でした。どちらも時間は10分前後で、質問も短く、簡潔に一問一答のような形で答えることを求められました。
最後に「本日は内々定は出せない。後日電話するかもしれないから出るように」と言われて終了しました。

【再採用面接】案内が届くまでの流れ
9月までに連絡がないと採用漏れになることもあると聞いていたため、次の採用面接の対策や、秋試験を受けられるところを探していたそうです。

9月9日に札幌国税局から再採用面接のご案内をいただきました。採用志望地には書いていませんでしたが、この案内をいただいたことはとても嬉しかったです。国税専門官のみしか受かっていなかったこともあり、志望度も高かったからです。
勤務地が北海道になるとは思っていなかったので、そこに対する不安はありました。ただ、この案内を受けなかったら、この年は採用漏れになるのは確実でした。もう一度受け直しても東京で採用されるかはわからず、不安もありました。
それでも、このご縁を大切に北海道でがんばろうと覚悟を決めて、採用面接に臨みました。
【札幌国税局】再採用面接で聞かれたこと
- 大学での学びや学生生活のこと
- 国税専門官を志望している理由(大学での学びとあまり関連がなかったため、気になったのだと思う)
- 北海道に行くことについて、両親はどう思っているか
- 自分は不安がないのか
- 逆質問

面接ではありましたが、とても話しやすい雰囲気だったそうです。
結果は、その場では内々定はもらえず、「今週中に合否にかかわらず連絡する」と言われ、後日、内々定をいただきました。
【アドバイス】採用漏れのリスクと結果待ちの過ごし方
ここからは、先輩が感じた採用漏れのリスクと、結果を待つ期間の過ごし方を紹介します。
最終合格と内々定の違い
公務員試験は本当に長丁場で、国税専門官など一部の試験は最終合格しても内定ではなく、その後の採用面接を突破できないと採用漏れになるリスクがあります。私も東京国税局の採用面接で即日内々定をもらうことができなかったときは、本当に絶望でした。
志望局の考え方
自分と同じように、第一希望の局がダメだった人もいると思います。働く場所は本当に大事なことなので、きちんと考えて選択してもらうことが大切です。
そのうえで、国税専門官が第一志望であるという人は、全然縁もないところでも、とりあえず受けてみることをおすすめします。もしかしたらそちらの方が自分に合っていて、力を発揮できる可能性もあります。

結果待ちの期間の過ごし方
結果待ちの人も、待つのは辛いと思いますが、きっと連絡が来ると信じて、再採用面接に向けて簿記の勉強などをすることをおすすめします。
私も再採用面接までの期間は簿記を勉強していて、そのことを面接で伝えた時はかなり喜んでもらえて、好感触でした。ぜひ頑張ってほしいです。
国税専門官は、最終合格のあとにも採用面接が控えています。人事院面接でも採用面接でも、面接カードの内容を深掘りされるため、早めに面接対策を始めておくと安心です。面接の準備は、公務員のライトの面接講座で進められます。
【まとめ】体験談のポイント
- 人事院面接はC評価、席次は2,700番台でも、再採用面接で内々定につながった
- 面接では、面接カードの内容を中心に、志望動機・強みと弱み・大学での学び・アルバイトを深掘りされた
- 採用面接では、健康状態・集団生活・併願先・志望理由なども聞かれた
- 国税専門官は、最終合格でも採用面接を突破できないと採用漏れになるリスクがある
- 結果待ちの期間も、簿記の勉強など再採用面接に向けた準備を続けた

手応えがなくても、最後まで希望を持って準備を続けることが、内々定につながりました。皆さんもぜひ、この先輩の体験談を参考にしてみてください。

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※ 出典:2026年度国税専門官採用試験に最終合格した方の体験談(本人の申告)。
※ 表「合格者のプロフィール」「案内が届くまでの流れ」:席次・採用の経緯・時系列は本人の申告にもとづきます。
※ 人事院面接の評価段階:人事院「2026年度国税専門官採用試験 合格者の決定方法」
※ 国税局の採用の仕組み:国税庁「国税専門官 Q&A」










